小説:ハリーポッターを通してろう文化を知る

23 3月

初めに、私がここに書くことは全てこのソースから来てることに触れておきます。

昨夜、ハリーポッターの映画を見てたんですよ。ラストパート2のやつ。

映画のTrailerのやつはこちらですよー。

原本はこちらから購入できます。

いつだったか昔読んだ論文の記憶がフラッシュバックしてきたんですよ。

Deaf StudiesとDeaf Educationからの出版で

ろう文化をうまく説明できているやつあったなぁーと、なんとなくふと。

リテラシー能力にフォーカスを持たせて、文化/言語と深く論じているんですけど、

なんと著者Todd さんが選んだ題材はハリーポッター

(しかもToddさんのクラス、昔とってたんですw)

んで、これがすごーく納得いく議論していたので、すごい内容とかタイトル覚えてたんですよ。

なので今日はブログにこのこと書こうと決心してました。

これがろう文化理解(異文化)への入り口になれればと思いまして。

(ちなみにオリジナルはオンラインで気軽にダウンロードできますから英語記事読める方は気軽にどうぞ☆)

要するに

ハリーポッターという本がろう文化というコミュニティそのものを描写するのには丁度いい本だということ

をToddさんは言いたいんですけど

その共通の理由ってのが、ものすごく納得いくんですよぉ。

共通の理由 その1)

ろうの世界はマイノリティーグループの中でも特に

『親と同じような』文化や言語をもたない赤ちゃん(マイノリティベイビー/Minority babies)が多いマイノリティーグループに属する、と。これはハリーポッターの世界でも同じ。

(聾の世界)95パーセントの聾の親が聴者であり、肉親と子が同等の言語、文化持たずに育つというケースにあり、ほとんどの親がろう者、文化的側面のサイドを知らない。

(ハリーの世界)Wizard(魔法)の子どもはmuggle(マグル)の親から生まれ、またマグルの子どもも魔法使いの親から生まれる。

(元ソースより引用:Toddさんが書いた記事です)

”Unique to the Deaf World is the phenomenon that approximately 95% of deaf children are born to hearing parents (Mitchell & Karchmer, 2004). This creates a sit- uation in which parents and children do not share a lan- guage and culture based on heredity, as is the case with every other biological family. Hearing parents typically have not had contact and/or experience with Deaf peo- ple and, in many cases, have never met a deaf person. Similarly, in the world of Harry Potter, wizard children are born to muggle parents and muggle children are born to wizard parents. We believe that the Deaf World is the only group in which this occurs. Every other minority group has ‘‘minority babies’’ who are ‘‘like their parents’’ in terms of language and culture.”

つづいてToddさんは

「ハリーの叔母や叔父(マグル)が魔法使いの血筋のものが家系にいるということを

けしからんこととして、恥ずかしくおもっていたように

これはろうの世界でも同様のことがあり

ほとんどの聾の子どもをもつ親は

聾のこどもが血筋にいるということを恥ずかしく思う傾向がある」

と延べ、世間のいう「普通」であるということはどういう事なのかというテーマが

J.K.ローリングの本には浮き出されているとも言っています。

共通の理由 その2)

ポッターが魔法の世界をある年齢まで知らなかったことは

ダズリー家族が魔法そのものを隠そうとしたことに起因しているが

それよりもハリーが魔法の世界で経験した色々なことは色々な点で

聴者を親にもつ聾者が初めて経験した聾の世界と、類似している。

例えば、、、、

ハリーの世界)ハリーへの沢山のホグワーツ魔法学校からのレターが届いた。ハリーの母親リリィが(Lily)ホグワーツに通いだしたとき、リリィの家族は リリィを「失った」と悲しんだとベティが言っていた。魔法を教えるということは、魔法使いになるために必要な条件であり、マグルの世界では「普通ではない こと」であり「許されないこと」であり、よってホグワーツ魔法学校に子どもを「盗まれた」と思うのである。

聾の世界)たくさんの聾団体やろう協会は(将来の期待ある)ろう児への期待(ろうの世界における)をもって接する。おおくの聴者の両親は聾児をみて「(自分の子どもを)失った」気持ちになる方が多い。多くの聴者の親にとっては「手話」を教えるということは自分の子どもが「普通のこと」をするのではなく、「ゆるされないこと」であり、よって聾コミュニティ(あるいは手話)が子どもを「盗んだ」という気持ちになる。

またToddさんは、こうも言っています。

「ろうの世界」と「魔法の世界」というのは以下の伝統的な点でとても類似している。たとえばウィズリーのようにホグワーツ魔法学校では魔法使い家族というのがあり、血筋によって魔法使いが代々生まれるという点、魔法学校ではほとんどのマグルを親にもつ魔法生徒達がはじめて魔法を学び、そして魔法を身につけ、どのように使うのかを学び、そしてルールと伝統をつくっていくという点、また多くの魔法使いの生徒達が最終的にはホグワーツを「家」と呼ぶ点、で「聾の世界」と類似。

”The Weasleys, for example, are all aware of the Hogwarts’ rules and traditions as they are from an old wizard family. Deaf children from hearing families often arrive at a school for the Deaf for the first time and feel lost and unaware of the ‘‘rules’’ and traditions because they have never been told. As with Harry, Deaf children also learn quickly from their peers.

It is certainly true that many deaf children often feel more at home at Deaf schools than in their ‘‘real’’ homes. This is a result of the ability children have to communicate and the understanding they readily share with other Deaf people. Harry shares this sense of understanding with his friends and professors at Hog- warts and feels comfortable and respected as a wizard. At No. 4 Privet Drive (the Dursleys’ address), he is not allowed to communicate with about or the Wizard World, and his aunt and uncle share no understanding with Harry about the world he loves.”(ソースより引用)

最後らへんになると

Toddさんはハリーポッターという本を使って

どのようなテーマで議論するのが良いとか

そういうアプローチにフォーカス置いてました。

すごいですよね!

ろう学校でもハリーポッターを使って

ろう文化についてディスカッションするとか良いと思います!

親が読んであげてもいいし。

全体読んでみても、すごくなっとく出来るっていうか

私にとっては良く説明できているなーっとおもったんですよ。

ろう文化について。

日本でもろう文化について紹介した本がいくつかありますので、紹介させてください。

「日本手話とろう文化 ろう者はストレンジャー」著:木村晴美

みんなにとっての「へぇー」が、今後につながりますように。

では☆

広告

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。