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耳の聞こえないこどもに本の読み聞かせをするときのルール

4 3月

耳の聞こえない・聞こえにくい子供たちに本を読み聞かせする時のルール15項目はデビッド R シュレパーという研究者によって提唱されたもの。

ろう親を持つろう児のリテラシー能力が優れているのは、言語が両者の間(親と子供の)で共有されているだけでなく、ろうの親がろうの子供に読み聞かせをする時のノウハウを身につけている違いないと仮説を立てたのが始まりとされています。

そして実際に親子の絵本読み聞かせの様子を観察することによって、まとめられたのがこの15項目のルール。

この15項目をろう親は本を読んであげる時に自然にやっているとされています。

 

本を読むときのルール15項目 (Schleper, 1997)

  1. 手話を通して、(書記言語)話を訳する。(概念に集中し、指文字を多く使うなど)
  2. 両言語を視覚的に見えるようにする。(子供が書記言語と絵の両方をきちんと見えるようにするなど)
  3. 言葉(テキスト)のその意味を詳しく説明する(書かれているその言葉の意味がわかるように説明するなど)
  4. はじめに「ストーリーを手話る」のを、何回かした後に、「ストーリーを読ませる」ことに留意する流れ。(最初にお話そのものに集中して手話をし、その後に書記言語に集中した説明をするなど)
  5. 子供のリードに任せる。(子供が何を読みたいのか、それが一番大切。子供が読みたいのはたくさんあるページの一部だけかもしれない。それでもいい。子供に任せよう)
  6. その文章が意味するものをはっきりと示す。(隠された意味をはっきりしめそう)
  7. ストーリーに合わせて手話の場所位置を変える。(本のページに対して手話をする時もあるし、子供に対して手話をする時もあるし、いつも通りの手話をする時も)
  8. 手話のスタイルを本に合わせて変える。(ストーリーをより面白いものにするために、表情を豊かにしてキャラクターを表現するなど)
  9. 本の中で紹介されている概念を日常生活につなげる。(ストーリーのキャラクターを実際のキャラクターにつなげるなど)
  10. 集中力を持続するためのストラテジーを使う。(肩を叩いたり、手を振ることで注意をこちらに向けるなど)
  11. 視線を使って関心を引き寄せる。(読んでる間、子供をみる)
  12. ロールプレイを尽くして、色々な概念へと拡張させる。(本を読んだ後、実際に行動をしてみせるなど)
  13. 言葉のあやを手話の様々な表現で表現する。(同じような言葉を使うなら、様々な手話の表現で理解させるなど)
  14. 肯定的で常に学ばさせようとする姿勢を(ストーリについてどう思うか、また子供の視点に肯定的でいる)
  15. 子供に対して高い意識を持つ(読めるようになると信じる事)

参照先:
Schleper, D. R. (1997). Reading to Deaf Children: Learning from Deaf Adults. Washington, DC: Laurent Clerc National Deaf Education Center at Gallaudet University. (ISBN 0-88095-212-1)

動画を追加しました。

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